変数の型「Workbook」のメソッドの使い方 Excel(エクセル)マクロ(VBA)

変数の型「Workbook」の使い方についてはこちらのブログで紹介しております。

変数の型「Workbook」の使い方 Excel(エクセル)マクロ(VBA)

ここでは「Workbook」のメソッドについてもう少し詳しく解説していきます。

Workbookのメソッド

Workbookのメソッドとはそのブックへの指示のようなものです。このメソッドによりブックを前に出したり閉じたり保存したりすることができます。

代表的なよく使うメソッドを紹介します。

具体的に使い方を見ていきます。

.Activate

指定したブックをアクティブにします。

Sub ワークブックの使い方()
    Dim tb As Workbook
    Set tb = ThisWorkbook
    tb.Activate
End Sub

.Close

指定したブックを閉じることができます。

Sub ワークブックの使い方()
    Dim tb As Workbook
    Set tb = ThisWorkbook
    tb.Close
End Sub

最後に編集してからまだ保存していなかった場合すぐには閉じずに

と表示され、ブックを保存するかどうか選択肢が出てきました。

しかし、何も編集されていない、または保存してから実行するとすぐにブックが閉じられます。

.Save

指定したブックを上書き保存することができます。

Sub ワークブックの使い方()
    Dim tb As Workbook
    Set tb = ThisWorkbook
    tb.Save
End Sub

これを実行すると上書き保存されました。

.SaveCopyAs

指定したブックのコピーを保存します。

Sub ワークブックの使い方()
    Dim tb As Workbook
    Set tb = ThisWorkbook
    tb.SaveCopyAs ("Book2.xlsm")
End Sub

これで「Book2.xlsm」というブックが新たに保存されました。